【コロナウイルスと南アフリカ】汚職と経済崩壊との闘い
日本は4連休だと聞きました。
第二波か!というくらい、感染者数が増えているようですが、南アフリカもなかなか感染者数が減りません。
ついにコロナ感染者数が世界5位となってしまいましたが、ピークは8月だということで、まだまだ辛抱する必要がありそう。
超格差社会のロックダウン
南アフリカも、ロックダウンからもう4か月くらい経ちます。
タクシーの運転手やレストランなど、ストライキをする業界も出てきているし、食料が尽きる人、失業率の上昇など、経済の悪化が無視できないくらいになっています。
南アフリカは、給与をもらえるような、いわゆるサラリーマンになれば、大企業の中間管理職で年収1000万以上(日本円で)もらえることもあるような国。
一方で貧困ライン(月922ランド=約6300円)以下で生活している人が約半数。
Poverty on the rise in South Africa | Statistics South Africa
超格差社会です。
かといってむやみに規制を解除しても、収拾がつかなくなり、医療崩壊にもつながるので、政治的にもかじ取りは難しそう。
今週の大統領会見
そんな南アフリカを率いるラマポーザ大統領は、先週も会見を開きました。
学校が再び休校になったり、ポイントはいくつかあったのですが、汚職との闘いについてで興味深かったので書いておこうと思います。
他国と比較してもわりと厳しいほうに入るこのロックダウンにあたって、失業者などに向けたサービスや、保証する予算もあるのですが、どうやらうまく分配されてない様子。
この前もニュースで、既に死亡しているはずの人のIDで補助金の申請があったりするそう。
あと大きな問題が、政府職員による予算のねこばば。
We are taking measures to ensure that those who misuse vital funds or exploit this disaster for personal gain face swift and harsh consequences. pic.twitter.com/3m8xlkCSdl
— Presidency | South Africa 🇿🇦 (@PresidencyZA) July 23, 2020
市民に届くはずのお金が、どういうわけか職員の懐に。
そうした汚職に対して、徹底的に調査する意向が示されました。
政府職員も市民も、ある程度厳しいルールがないと、なかなか統制をとるのが難しいのかもしれないですね。
今年の一時帰国も、残念だけど見送りだろうな~と思っています…。
今国内旅行もできない状態ですが、ピークを越えれば10月には旅行できるかも?
国内の観光業も応援したいし、気を付けながらどこかでノマドするのもありかも。
国外は来年かな。
とはいえ油断は禁物。
みなさんもお気をつけて!