【南アフリカ】【タウンシップ英語】TigerやStop Nonsenseの意味わかる?
そして今日はネルソン・マンデラDAYです!
ネルソン・マンデラ氏の誕生日。
世界をより良くするために、アクションしよう!という日です。
とはいえ南アフリカのコロナウイルス感染者数が、世界第6位になったよう。3月末からまだロックダウンは続いているので、外に出て社会奉仕活動をするのは難しいのですが‥。
物乞いの人は、ロックダウンなど関係なくいるのですが、紙コップに長い枝を指して、ソーシャルディスタンスを保った物乞いスタイルをよく見るようになりました。
南アフリカは冬なので、古くなった衣類や食べきれなかった食事(まず食べきれる分だけ買いなさい、ということもありますが)を手渡しすることは、たまにしています。
何をしたらいいか、というアイデアがここに少し載っています。
関心がある方はぜひ!
タウンシップ独特の表現
マンデラDayの話は、ここまでにして、タウンシップと呼ばれるアパルトヘイト時代の非白人専用居住区で使われる英語表現について書こうと思います。
▼タウンシップについてはこちら
南アフリカは、公用語が11語、人種・民族・宗教も様々で、かなり多様な人が暮らしています。
半世紀近く、人種隔離政策といわれるアパルトヘイトが行われていたこともあり、コミュニティごとに文化や流行り、慣習が違うこともしばしばあります。
私は結婚をして南アフリカに住んでいますが、パートナーはいわゆる「黒人」で、南アのブラックカルチャーにも通じています。
今回は、いろんな話を聞いた中で、おもしろいなと思った表現を紹介します。
▼南アフリカ英語自体もかなり独特で面白いです笑
ストップナンセンス
ある日パートナーが、この動画を見て大爆笑。
見せてもらったけれど、全然意味が分からず。
聞いてみると、タウンシップでは、このブロック塀のことを「ストップナンセンス(Stop Nonsense)」というそうです。
(なんでそうなった!?)
これは壁じゃない。ストップナンセンスだ。
南アフリカのエンジニアリングで、この構造を反対側にみられるのは…ナンセンスです(笑)ナンセンスで作られていて、アフリカ南部でのみ見られます…
この動画、WhatsAppで回ってきました。
ちなみにこの動画で一躍有名になった彼は、今ではCMなどに出ています!
タイガー半分、タイガー3つ
南アフリカの貨幣を見たことがありますか?
ビッグ5と呼ばれる大型哺乳類(ライオン、ヒョウ、象、サイ、バッファロー)が書かれています。(ちなみにそのビッグ5全て南アで見られます)
そして、タウンシップなどでガソリンを入れたりすると、「Half Tiger」や「3 Tiger」という言葉を聞くことがあります。
これも由来不明ですがTiger(タイガー)は10ランドの意味だそうです。
なので、ハーフタイガーは5ランド、3タイガーが30ランド、とのこと。
他にもお金に関してはchok(チョコ)が20ランド、Clipa(クリッパ)が100ランドを表すそうです。
いや、全然わかんないですよね笑
7カラーズ
7 coloursは休日のランチのこと。
一つのプレートに、様々な色の料理がのっているから「7カラーズ(7 colours)」と呼ばれているそう。
タウンシップの呼び方
ちなみに、このタウンシップという言葉自体も、さまざまな呼び方があります。
また人によっては「タウンシップ」という言葉は、旧体制(アパルトヘイト)の構造を思い出されるので、住んでいる人はこの言葉を使わないことが多いそう。
・コミュニティ
・ローカル
・カーシ(Khashi)
・フッド(Hood ※Neighborhoodから)
などと呼ばれるようです。
うっかりタウンシップ在住の人に対して、何度もタウンシップという言葉を使ってしまって会話してしまったことがあります。確かに思い返してみると、彼女たちは「コミュニティ」という言葉を使っていたなあ、と思い少し反省しました。
私もかれこれ2年近くこちらにいますが、ふとしたタイミングで新しい言葉に出会うことがあります。
タウンシップで使われるようなストリートランゲージは、必ずしも話せなくてもいいけれど、話せればローカルとの距離がぐっと縮まります!笑