【配偶者ビザ取得】南アフリカに正式に移住しました
長らくブログを放置していました。ばんです。
今年はもっと自分の思ったことを、クオリティが荒くてもアウトプットしたいなあ、とぼんやりと思っていますが、この種の決意はある一定期間ごとにもっては消えていくので、あまり過度に自分に期待はしていません。
放置している間にいろいろありました。
などなど。
ちょっとずつ言葉にして、この場に書き留めていこうと思います。
南アフリカの配偶者ビザの取得について
国際結婚のやり取りの煩雑さについては、以前記事に書かせていただきました。
日本じゃなくて南アで手続きをしたので、もうHome Affairsとのバトルといっていいでしょう笑
パートナーの母親は、日本で言う経産省に当たる省に勤める国家公務員なのですが、同じ公務員でも、Home Affairsと聞くとみなさん苦い顔をします。それだけお役所仕事の非効率が詰まった場所みたいです。
でも、配偶者ビザ取得までの道のりで、一番険しかったのがこのプロセス、Marriage Certificateを取得する、というものでした。
ここさえ済んでしまえば、あとは必要書類さえしっかり集めて、日本語書類を業者に翻訳してスタンプをもらえば、ちょろいもの。
南アフリカは、近隣のアフリカ諸国からの移民が多いので、国際結婚や移住に関してはわりと厳しいところもあるのですが、いちゃもんをつけるスキがないくらいに書類をそろえれば大丈夫でした。
ビザ取得までのプロセス
配偶者ビザ、といっても、最初から永住ビザをもらえるわけではなく、短期配偶者ビザを申請し、そのあと永住ビザに切り替える必要があるようです(2019年現在)。
そして、以前は南アフリカ国内で申請することができたようですが、2019年現在、ビザの初回申請は、出身国の南アフリカ大使館で行う必要があるそうです。
なので、今回は、まず2年間有効の短期配偶者ビザ(Temporary spouse visa)を取得しました。
ビザ申請に必要な書類は?
でも、いったい何の書類が必要なのか。
この辺、お役所の情報に関してWeb上に網羅的なものがないのは、南アに限らずアフリカであるあるのことかもしれません。
パートナーの友達で、イギリス人×南アフリカ人で結婚する人がいたので、その人に紹介してもらったイミグレーションコンサルタントに依頼しました。
書類によっては南アフリカでしか取得できないものや、日本でした取得できないものもあったり、戸籍なんかは6か月以内に取得したものとかいろいろ制限があるのと、結構海外出張があるので、そう何度も日本に戻ってビザの申請(申請中は当然パスポートを大使館に預けます)をしていられなかったこと、そして何よりもどんな書類が必要なのか、情報を正確に得るためにコンサルにお金を払ってビザの準備をしました。
イミグレーションコンサルの役割
私たちは、出戻りが面倒だったので、確実に手配をするためにコンサルを入れました。南アフリカは移民が多い国なので、イミグレーションコンサルを生業としている人は結構たくさんいるようです。
いくつかのコンサルタントを比較して、実績があって比較的安価なところに決定。すべてのサポート込みで3250 ランド(約2万5000円)。
コンサルタントにサポートしてもらったのは
- 必要な書類リスト
- 提出前の書類チェック
- 審査までにかかる時間のアドバイス
の3点。この3つがシンプルなようで、なかなか情報が入手できないのがアフリカです笑
1のリスト詳細は、ここでは割愛しますが、結婚証明書、出生証明書、無罪証明書、ID、パートナーに関する書類など一般的なもので、入手が困難なものはほとんどありませんでした。
2については、日本語の書類の英訳時、どこまでCertificationが必要か、どのくらい最新の書類が必要か、など。あとは提出前に最終チェックをしてもらいました。
3は、大使館に提出してからだいたい6週間くらいかかる、と事前に言われていたのですが、在日南ア大使館は、世界各地にある南ア大使館でも最も効率の良い大使館だそうで笑、その半分くらいの時間で処理がおわるのではないか、とアドバイスをもらいました。
実際蓋を開けてみると、提出してからなんと2週間足らずでビザの準備が完了。6週間かかるつもりで日本滞在を予定していたので、想定よりもだいぶ早くビザを取得できてびっくりしました。(南アに入国するフライトチケットも、ビザ取得のために必要な書類の一つだったので、早く取得したからといって飛行機をキャンセルするわけにもいかず、日本滞在を楽しみました)
という感じで、記録的ではありますが、ほとんど困難なくあっさりを配偶者ビザを取得できました。
ビザ取得手続きを振り返って
振り返ってみても、一番大変だったのは、やはり南アフリカで正式に結婚すること=Marriage certificateを取得することでした。
日本で手続きしたほうが早かったのではないか、とも思います。
先日、日本人でアルジェリア国籍のパートナーと結婚した友達とおしゃべりしましたが、日本での婚約手続きも、(アルジェリア政府から発行してもらう)パートナー側の書類の取得に時間がかかり、結構大変だったとか。
彼女たちは、アルジェリアではなく日本で一緒に生活するため、アルジェリア国籍のパートナーが日本に滞在するための配偶者ビザを取得する必要があったようですが、日本の入管の審査が厳しく、いつ審査が終わるのかもわからず、そちらもそちらでなかなか苦労したそうです。
日本滞在のためのビザの場合、ひょっとするとOECD諸国の国籍を持っている人のほうが審査に時間がかからないとか、日本で既に就労している人であればもっと早くビザを取得できた(彼女のパートナーは日本で就職はしていませんでした)とか、いろいろ条件によって異なりそうですが。
ともあれ、南アフリカに正式に移住しました
まあ、いろいろありましたが、無事ビザも取得でき、現在はヨハネスブルグのローズバンクに住んでいます。
車の免許を持っていないので立地重視。そしてこの好立地を活かして、Airbnbで家の一部屋を貸し出しています。
世界各地からの旅行者に加え、南アフリカの他の地域からもゲストが来てくれて、楽しい毎日を送ってます。
ビザ取得後は、リモートワーカーというのを活かして、(ヨハネスブルグ行きのフライトより、インドを経由したほうが安かったというのと、友人の結婚式に招待されたということもあり)インドに寄ってから帰国しました。
南アフリカから、いろんなライフスタイル・ワークスタイルを実践していきたいな~と目論見中。
できるかぎり、記録的にブログも書いていこうと思うので、今年もよろしくお願いいたします。